医療保険というのを簡単に説明すると、
病院を初めとした医療機関での料金(受診した医療費)の一部や全額を
保険者(保険会社など)が給付する仕組みです。
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■医療保険があれば、少額の料金で治療が可能
実際のところ医療費というのは高額で、所得が低い人には大きい負担です。
その負担の大きさのあまり、ひどい場合はお金が無くて怪我の治療費を払えないケースも出てきます。
しかし、料金のいくらかを保険者(保険会社など)が負担することで、
低所得者でも治療を受けることが可能になります。
国民全員が必要な治療を受けることで、安定した生活をおくるためにも、医療保険というものが重宝されるのです。
■医療保険は2種類ある
ちなみにこの医療保険というのは2種類あります。
1つは『公的医療保険』
もう1つは『民間医療保険』
文字通り民間の会社が負担するか、国が負担するかのちがいです。
あとは基本的には同じで、医療費をいくらか負担してくれます。
■自分が払う医療費は上限がある
保険の長期入院、最先端の手術、高価な薬品の投与といった場合は、非常に大きな金額が必要になります。
いくら個人が3割だけ負担といっても、その額が3000万円であれば厳しいですよね。
なので自己負担の上限というのも決まっています。
その残りを保険者(保険会社など)が出してくれるんですね。
■保険者(保険会社など)も万能ではない
とはいえ保険者も人間が運営する団体です。
3000万といった負担を多数の人に何回もされてはたまりません。
なので保障を負担する範囲や金額が定められています。それを保障範囲といいます。
各保険者(保険会社など)によって保障範囲は異なります。
(ガンになったらA社は最大400万、B社は最大800万、C社はガンに対して保障範囲外、といった具合です。)
ちなみに先進国では『公的医療保険』と『民間医療保険』の複数の保険に入るのが一般的ですね。