おばあちゃんの味といえるような鉄火味噌。
今では知る人も減りつつあります。(私も最近しりましたし^^;)
今回は鉄火味噌とはどんなものかを紹介します。
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鉄火味噌とは…ごぼうレンコンや唐辛子を混ぜて炒めた、嘗味噌のこと
鉄火味噌はそのままご飯にかけて食べたり、お酒のつまみとして食べる嘗味噌の一種で、
ゴボウやレンコンなどの根菜を細かく刻んだものと、大豆、麻の実、唐辛子などを赤味噌と一緒にカラカラになるまで炒め、砂糖や酒などで味を調えたものです。
完全に乾燥してふりかけのように食べられるものから、ペースト状になっているものまで形は様々です。
なぜ「鉄火」味噌と呼ばれるのか
鉄火味噌の「鉄火」とは火で熱されて赤くなった鉄のことで、鉄火味噌が赤味噌や唐辛子を使っているため赤い色をしているという特徴からこの名前がつきました。
東洋医学では、味噌や根菜などは体を温める特徴があるとして「陽性食品」と呼ばれており、
もともと陽性食品である味噌や根菜を火にかけることで水分という陰性食品が抜け落ちた鉄火味噌は、陽性がより強い「極陽性食品」と呼ばれています。
食欲不振や冷え性の改善サポートとして鉄火味噌は役立つ!
身体を温める効果が高いので冷え性が改善する食品と言われていて、体温が上がることで免疫力が上がり、健康促進や老化防止の効果があると考えられています。
また、その他にも食欲不振解消や心臓病、神経痛やリウマチ、近眼などにも効果があると言われています。
マクロビオティックなどの食事療法にも取り入れられており、軍隊などでも重宝されたことから昔ながらの健康食品といえるでしょう。
寒い時期に重宝する鉄火味噌ですよ。