最近ドラッグストアなどで見かけるようになった経口補水液。
有名タレントさんをイメージキャラクターにしたりして大々的にPRされています。
一見スポーツドリンクのように見えるのですが、なにか違うのでしょうか。
また、どういうときに飲むのでしょうか。
今回は経口補水液とはなにか、そして味や飲み方などについて紹介します。
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経口補水液とは…脱水症状の水分補給に適した飲み物です
経口補水液とは、塩分などの電解質と糖質がバランスよく配合された飲み物で、赤ちゃんから高齢者の、軽度から中等度の脱水状態の方の水や電解質を補給し、維持するのに適しているといわれています。様々な脱水症状に対応しており熱中症の時、下痢のときなどに利用されます。
風邪などにより、下痢や発熱で発汗を繰り返すと、脱水状態になる危険性があり、特に赤ちゃんや高齢者の方は注意が必要です。暑い環境の中での脱水状態の時は、熱中症を発症しやすい状態なので、のどが渇く前に早めに経口補水液を飲んだほうが良いでしょう。
水分補給というのはそれほど大事なのです。
ちなみに飲む人ですが、赤ちゃんや高齢者にかかわらず一般の方も問題なく飲むことができます。私もノロウイルスでひどい下痢で寝込んだ時に経口補水液に助けられました。このように飲む人を選ばないのが経口補水液です。ただし、飲むタイミングは限られています。脱水症状のときなど水分補給が必須の時です。それ以外は飲むべきではありません。(飲んでも害はありませんけどね。)
経口補水液の味…無味無臭です
経口補水液の味は、脱水状態によってしょっぱく感じたり、まったく味がしないか甘く感じる場合もあるようです。これは手作りした人の好みの材料や、会社の製品によって違うと思います。基本的には味は無いです。
私の経験になりますがOS-1という経口補水液を飲んだことがあります。なんと言いますか味のしないポカリという感じでした。市販のスポーツドリンク感覚で飲むと、あまりに味がしなくてちょっぴり衝撃ですね。ですが脱水症で弱り切った体には、この無味の感じが良いのです。
特にスポーツドリンクのどっぷりと入っている糖分というのは馬鹿にできません。スポーツドリンク1Lと経口補水液1Lでは、飲んだあとが全然違います。スポーツドリンク1Lはペットボトル症候群といいますか、体がだるくなって吐き気もしてきます。なので余計なものが入っていない、無味無臭というのが経口補水液のポイントです。
経口補水液の効果的な飲み方、赤ちゃんへの飲ませ方
経口補水液には、効果的な飲み方があります。商品に記載されている飲料方法に目を通してから、体重あたりの目安量を守り、一気飲みはしないで、1時間くらいかけてこまめに補給することが大切です。 一気ではなくこまめに飲みましょう。詳しくは商品パッケージに記載されています。
そして、体温と差があると身体に浸透しにくいので、冷やし過ぎには注意が必要です。また凍らせたり、氷を入れるのも望ましくはなく、他の飲み物とミックスするのはやめたほうが良いでしょう。経口補水液を単体で飲むのです。
それから、赤ちゃんや乳児の脱水状態を改善する場合は、常温の経口補水液で十分です。冷えた経口補水液は胃腸を冷やし、より体調を悪化させるケースもあるからです。赤ちゃんが飲もうとしない時は、脱水症状ではない可能性もあるので、無理に飲ませないで、少しずつ与えるようにしましょう。
経口補水液は、薬局やドラッグストアで市販されていますが、基本的には医師や薬剤師の指導のもとで飲むことが望ましいですね。でもそれほど飲み方が難しいものではありませんので、パッケージなどの記載通りに従えば問題ありません。
はい、まとめますと
- 経口補水液とは、塩分などの電解質と糖質がバランスよく配合された飲み物。
- 味は基本的に無味無臭
- 飲み方は1時間かけてこまめに飲む。冷やし過ぎない。常温が望ましい。
- 赤ちゃんに飲ませてOK。常温でこまめに様子見しながらのませる。
という具合です。参考にしてみてください。