風をひいたり寒い時期になると鼻からでてくる鼻水。
この鼻水ですがどういった成分で構成されているのでしょうか。
今回は鼻水の成分について紹介します。
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鼻水の成分は…水分が90%で残りはタンパク質と脂肪と糖などです
鼻水は、鼻の中で分泌された粘液と血管からにじみ出てくる浸出液とでできています。
そして鼻水の成分は血液とよく似ています。ほとんど水分でできていて90%を占めています。そこにその他の成分のタンパク質、脂肪、糖などが加わって作り上げています。
ということで、鼻水の成分はほぼ水というわけです。
緑色の鼻水はタンパク質が不足している証拠
かつては日本でも肉の摂取量が少なくて、緑色の鼻水を垂らした子供たちがよく見かけられた時代があります。面白いことに成分のタンパク質が少ないと色が緑色になってしまうのです。
また病原菌を洗い流している時は透明ですが、体を守るために戦って死んだ白血球の残骸が混じると色は黄色くなります。このように健康状態を判断することもできるのです。
ただし激しく泣いた時に出るのは、涙が管を伝って流れ込んできたもので、本来の鼻水とは異なります。
泣いた時に出た鼻水が透明だから「病気ではない」というわけではありません、
ほかにも熱いものを食べた時や、寒いところから暖かい室内に入ると出てくることがあります。これは温度調節のための鼻水に水蒸気が混じったものです。
鼻水は飲んでも大丈夫?
鼻水は肺に送る空気の温度を調節するためと、気道の粘膜を保護するために常に分泌されていて、病原菌が侵入してくると量を増やして洗い流そうとします。
通常の分泌は無意識に飲み込んでしまっていますが、量が増えると飲みこみ切れずに鼻からあふれ出してしまいます。
「鼻水って飲んでも大丈夫?」と感じるかもしれませんが、私たちは日常的に飲んでいるのですね。
もちろん良いイメージではありませんが90%が水分であり
ほかはタンパク質とかなので、さほど気にするものでもないでしょう。