近ごろでは高齢者の間で誤嚥性肺炎にかかる人が多く見られます。
ですが、その症状まで正確に知っている人は少ないのではないでしょうか。
今回は誤嚥性肺炎の症状について紹介します。
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誤嚥性肺炎の症状とは…せきや発熱など風邪、インフルエンザに似ています
誤嚥性肺炎の症状としては、風邪やインフルエンザなどの呼吸器感染症とよく似ていて発熱やせき、痰や胸の痛み、呼吸困難や食欲不振などが挙げられます。
風邪などとの違いは、微熱が続き呼吸や脈拍の数が増えて食後にせきや痰がでたり、脱水症状が見られる場合には、誤嚥性肺炎の疑いがあります。
というのも、高齢者は、食べ物や唾液を飲み込む力が弱く、誤って食べ物などを気管に飲み込んでしまう誤嚥を起こしやすくなっています。誤嚥をするとせきが出て、食べ物や唾液と一緒に口内細菌が気管内に入って肺炎を引き起こすのです。そのため、高齢者の食事の際には、家族による十分な注意とサポートが求められているのです。
誤嚥性肺炎の症状かな?と思ったらどうすればいいのか
高齢者にこのような症状が認められた場合には、単なる風邪なのか誤嚥性肺炎なのかを専門の医師を受診してしっかりと見極める必要があります。
発症の初期段階で医師による診察や治療が遅れてしまうと、肺炎の症状が進んで悪化してしまい、死亡してしまうケースもあるのです。
このように、深刻な状態に陥る前に、日頃から高齢者の体調管理にしっかりと気を配っておくことが何よりも大切なのです。栄養バランスの良い食事と十分な睡眠をとることが肝心です。