体にいいと言われているお酢ですが、様々な種類があります。
中でも梅酢というのがありますが詳しく知っている方は意外と多くいません。
今回は梅酢とはどんなものか紹介します。
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梅酢とは…梅干しを作る過程で出てくる梅の水分です
梅酢は梅干しを作る過程で余る副産物であり、爽やかな芳香と酸味があるのが特徴です。
梅干しは青梅を塩に漬け込むわけですが、このとき梅から水分が浮かんできます。
これが梅酢なんですね。
疲労回復成分のクエン酸を非常に多く含むため、昔から夏バテ防止のために用いられてきました。梅酢があれば、大根や生姜の浅漬けを簡単に作ることができます。
霧吹きで弁当箱に噴霧することで、抗菌作用を発揮させることも可能ですよ。
赤い梅酢と梅干しができるまで…
漬け込みを開始するのは、梅雨入りとなる6月頃の時期です。
梅は完熟したものを用いて、15パーセント前後の塩分量で漬けていきます。最初の作業で大切なのは、梅酢を素早く出させて腐敗を防ぐことです。
水分が十分に出た段階において、赤紫蘇も使って鮮やかな色素を出していきます。
梅雨明けの時期になってからは、梅は取り出して土用干しにしていきます。残った梅酢は清潔な容器に入れて保存します。これが梅酢なんですね。
赤くない白梅酢もあり
赤紫蘇を加えないで作る梅干しの場合には、白梅酢が残ることになります。赤紫蘇を加えない場合には、あっさりとした味わいが特徴になります。
使い方としては素材の持ち味を活かしたいときや、淡い色彩を料理に残す場合にも重宝します。保存しておいたものは、鍋料理の調味料として使うこともできます。
しゃぶしゃぶのつけダレに混ぜても、絶妙な酸味が特徴の美味しさになりますよ。