蚊が人や動物を刺して吸血するのは、雌が産卵前に十分な栄養を必要としている時期だと言われています。
雄は産卵しませんから樹液や花の蜜などを吸うだけで、人間やその他の動物には害のないものと言われるのはそのためです。
では、一般に雌の蚊に刺されやすいと言われる人がいるのは本当でしょうか。
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蚊に刺される人の特徴は…肺活量や基礎代謝が関係、そして血液型も…?
刺される人として、血液型がO型の人とか、新陳代謝の激しい人とか、皮膚が柔らかい赤ちゃんや子供などがターゲットになりやすい特徴として良くあげられますが、これは蚊の吸血行動の実態に当てはまっているのでしょうか。
研究者によると、それはかなりの部分で確実なことなのだそうです。
実際に産卵期の雌は、人間や動物の二酸化炭素や汗に含まれるアセトンや乳酸などに大きく反応します。
つまり刺される人は、二酸化炭素を吐き出す肺活量が大きい人、スポーツなどで汗を掻いている人、基礎代謝量が高い赤ちゃんや子供などにすっかり当てはまるのです。
蚊にさされやすい血液型もある?
更に、O型の血液の人が出している成分に、蚊が反応しやすいという研究結果も出ています。
しかし、その特徴だけでは説明のつかない例外があり、まだまだ研究によって解明されるべき事柄も多いので、一概にその特徴だけでは説明がつかない部分も残っています。
それは今後の研究によって、少しずつ解き明かされていく蚊の生態なのでしょう。