たまにスーパーで見かける『食用』重曹。
これは一般的な重曹と比べてなにか違うのでしょうか。
今回は食用重曹とはなにか、ご紹介します。
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食用重曹とは…一般的なものに比べて精製度が高いもの
食用重曹の特徴としては、膨張作用がありますし、山菜などのアク抜きにも使用することができます。
柔らかい研磨作用もありますので、掃除や歯磨きなどにも使用することができます。
そしてなによりも、工業用のものに比べて精製度が高くなっています。
一般的な『重曹』にくらべて不純物が極めて少ないので、口に入れても大丈夫なわけですね。
重曹には薬用レベルと食用レベル、工業用レベルの3つがあります。
工業用レベルのものを食用にするのは避けましょう。
ベーキングパウダーと食用重曹のちがいは?
重曹といえば特徴としてベーキングパウダーのように膨張する作用があります。
食用重曹とベーキングパウダーの成分の違いとしては、食用重曹が重曹のみなのに対して、ベーキングパウダーには、食用重曹にクエン酸やリン酸カルシウムなどが加えられています。
似ているものですが、全く同じものというわけではありません。
重曹には独特の苦味やにおいもありますし、色も黄色を帯びています。そのため、重曹を使うと色が黄色くなってしまったり、ニオイや苦味が出てしまったりします。
食用重曹は加熱して初めて膨らむ性質を持っている
また性質も異なります。重曹は水に反応するわけではないので加熱しないと膨らみません。
しかし、ベーキングパウダーの場合には常温でも反応が起きますし、水にも反応します。
すぐに膨張が始まりますので、すぐに焼かないとタイミングを逃してしまうことになります。そのため、混ぜ合わせた生地を寝かせてから使いたいといった用途には重曹のほうが適しています。